3月27日、今年度をもって閉所される瀬戸瀬保育所で修了式が行われ、妹の岡村芽来(めぐ)ちゃんが見守る中、栞奈(かんな)ちゃん1人が保育所を旅立ちました。
この日、保護者や近隣住民、関係者が見守る中、年長の栞奈ちゃんが先生から名前を呼ばれると、堂々とした表情で「はい!」と元気よく返事をし、保育証書を受け取りました。
その後、栞奈ちゃんが両親へのプレゼントとして、感謝の気持ちを込めた手紙を手渡しすると、受け取ったお父さんお母さんは、わが子の立派な成長を感じ、思わず涙を浮かべていました。
修了式後には、昭和35年頃に瀬戸瀬西町にあった満願寺を借りて、保育が始まり約60年たつ瀬戸瀬保育所の閉所式が行われ、佐々木修一遠軽町長が「瀬戸瀬地域の方々が町全体の事を考え、自ら閉所というつらい決断をしてくれたことに対し、深く敬意を表したいです」と、感謝の気持ちを込めて話していました。
保育所を旅立つ栞奈ちゃんは、関係者や瀬戸瀬地域の住民たちの祝いの紙吹雪が舞う中、4月から始まる小学校生活に向けて期待を胸に、笑顔を見せながら歩き出していきました。