最近、キツネを住宅地で見かけるとの情報が寄せられています。
キツネは、エキノコックス症の感染源でもあるので十分注意しましょう。
キツネを住宅地で見かけることがありますが、その原因は、食べ物を求めてくることがほとんどです。
「鳥獣保護法」により、保護の対象になっている野生動物の駆除は、原則としてできませんが、キツネは、エキノコックスの感染源でもあるため、住宅には近づけないよう「生ごみを外に捨てない」「餌付けは絶対に行わない」など心掛けましょう。
■対策
・生ごみは畑など外に捨てない
・生ごみ処理機(コンポスト)の周りは土で補強するなど適正に使用する
・食料は外に放置しない
・餌付けは絶対に行わない
など
エキノコックスはキツネの腸に寄生して卵を産み、その卵がふんと一緒に排出されます。それを野ねずみが食べて寄生し、野ねずみをエサとするキツネが食べることでエキノコックスの寄生がまわっています。
人への感染経路は、卵のついた野菜や山菜、沢水を直接口することや手に付着した虫卵から感染し、肝臓に寄生します。(人から人へ感染することはありません。)
感染しないよう予防に心がけましょう。
■予防方法
・手洗いの励行
・キツネに触らない、近寄らない
・ふんには直接触れないように処分する
・野菜や山菜は加熱またはよく水洗いする
・沢水等はそのまま飲まない
・飼い犬が野ねずみを食べることのないよう注意する
など